2017年02月11日
性能向上リフォーム(富士市北松野)ビフォアー アフター
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
性能向上リフォーム(富士市北松野)の工事の完成後の
ビフォアー・アフターで見たいと思います。
まずは最初のお施主様からの工事へのご要望は
1.古い家で耐震性に不安があるので家の耐震性を上げたい。
2.冬が寒いので断熱性を上げたい。
3.内装がかなり古くなって劣化もしているので新しくしたい。
4.キッチンやトイレなどの設備を最新の物に交換したい。
5.トイレや和室の入口など段差が多いのでバリアフリーにしたい。 などでした。
もともとこの家は今は亡くなってしまいましたがおばあさんが住んでいた離れです。
昭和時代の落ち着いた感じでしたが、障子や襖が古さを感じさせ
今のお施主様の生活スタイルに合わないということでした。
ただ和室スタイルは気に入ってるので変えたくないと言うことでした。
改装前のリビングから改装後のリビングは
ビフォアー

アフター


キッチン部分は
ビフォアー

アフター

個室部分は
ビフォアー

アフター

ダイニング部分は
ビフォアー

アフター

ビフォアー

アフター

トイレなども


バリアーフリー
ビフォアー

アフター

最初書いたようにこの家は断熱性能と耐震性能を向上させることが
基本でした。
でも完成してみるとそれだけなく、以前とは違う生活スタイルに
なるかもしれません。
性能向上リフォーム(富士市北松野)の工事の完成後の
ビフォアー・アフターで見たいと思います。
まずは最初のお施主様からの工事へのご要望は
1.古い家で耐震性に不安があるので家の耐震性を上げたい。
2.冬が寒いので断熱性を上げたい。
3.内装がかなり古くなって劣化もしているので新しくしたい。
4.キッチンやトイレなどの設備を最新の物に交換したい。
5.トイレや和室の入口など段差が多いのでバリアフリーにしたい。 などでした。
もともとこの家は今は亡くなってしまいましたがおばあさんが住んでいた離れです。
昭和時代の落ち着いた感じでしたが、障子や襖が古さを感じさせ
今のお施主様の生活スタイルに合わないということでした。
ただ和室スタイルは気に入ってるので変えたくないと言うことでした。
改装前のリビングから改装後のリビングは
ビフォアー

アフター


キッチン部分は
ビフォアー

アフター

個室部分は
ビフォアー

アフター

ダイニング部分は
ビフォアー

アフター

ビフォアー

アフター

トイレなども


バリアーフリー
ビフォアー

アフター

最初書いたようにこの家は断熱性能と耐震性能を向上させることが
基本でした。
でも完成してみるとそれだけなく、以前とは違う生活スタイルに
なるかもしれません。
2017年02月09日
性能向上リフォーム(富士市北松野)大工さん工事。
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
性能向上リフォーム(富士市北松野)の現場は大工さんの工事です。
当社の現場監督の海野と現場打ち合わせ後木工事に入ります。

古い材料を補強しながら新しい床組を作っていきます。

古い配管は劣化が進んでいるので部屋内部の水道などの配管は全て新しくします。

床の断熱材を入れていきます。
今回は改修工事と言うこともありFPコーポレーションのウレタン断熱材ラクティーを採用しました。
この断熱材の特徴は断熱性能はもとより、下地に密着するパッキンが付いていて
お部屋の気密性(隙間風)の軽減が図られ、床下地面からの湿気止効果もあり
グラスウールにありがちな断熱材の垂れ下がりなどもおこりません
断熱材を突きつける所は気密テープを張って床下の空気を部屋に入れないようにします。
気密性は温度差のある空気の入れ替えを少なくし、エアコンなどの冷暖房の効きをよくします。


壁、天井断熱は旭ファイバーグラスの高性能断熱材アクリアを採用しました。
グラスウール系で、夏冬室温の高低差が少なく快適で遮音効果や結露対策にもなります。


天井の仕上がりは杉材を使います。
仕上がると生活の中でも杉の木の香りが広がると思います。
性能向上リフォーム(富士市北松野)の現場は大工さんの工事です。
当社の現場監督の海野と現場打ち合わせ後木工事に入ります。

古い材料を補強しながら新しい床組を作っていきます。

古い配管は劣化が進んでいるので部屋内部の水道などの配管は全て新しくします。

床の断熱材を入れていきます。
今回は改修工事と言うこともありFPコーポレーションのウレタン断熱材ラクティーを採用しました。
この断熱材の特徴は断熱性能はもとより、下地に密着するパッキンが付いていて
お部屋の気密性(隙間風)の軽減が図られ、床下地面からの湿気止効果もあり
グラスウールにありがちな断熱材の垂れ下がりなどもおこりません
断熱材を突きつける所は気密テープを張って床下の空気を部屋に入れないようにします。
気密性は温度差のある空気の入れ替えを少なくし、エアコンなどの冷暖房の効きをよくします。


壁、天井断熱は旭ファイバーグラスの高性能断熱材アクリアを採用しました。
グラスウール系で、夏冬室温の高低差が少なく快適で遮音効果や結露対策にもなります。


天井の仕上がりは杉材を使います。
仕上がると生活の中でも杉の木の香りが広がると思います。
2017年02月07日
性能向上リフォーム(富士市北松野)内装を解体しました。
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
富士市北松野の「性能向上リフォーム」は内装の解体工事をしました。
今回のこの工事のポイントの一つである断熱性能と耐震性能を向上させるためには
内装又は外装の解体をして壁内を補強する必要があります。
この家の場合は外装はそのままで内装の解体をしました。
内装解体


解体後は柱と梁と土台状態になりました。
この状態になるとこの家の弱い所がよくわかります。
人間で言えば外科手術をするような感じでしょうか。
悪い所は取り、いい所は残しより良くしていく。



前回指摘した雨漏り箇所もよくわかります。

この後、大工さんによる木工事になります。
富士市北松野の「性能向上リフォーム」は内装の解体工事をしました。
今回のこの工事のポイントの一つである断熱性能と耐震性能を向上させるためには
内装又は外装の解体をして壁内を補強する必要があります。
この家の場合は外装はそのままで内装の解体をしました。
内装解体


解体後は柱と梁と土台状態になりました。
この状態になるとこの家の弱い所がよくわかります。
人間で言えば外科手術をするような感じでしょうか。
悪い所は取り、いい所は残しより良くしていく。



前回指摘した雨漏り箇所もよくわかります。

この後、大工さんによる木工事になります。
2017年02月06日
性能向上リフォーム(富士市北松野)ホームインスペクション
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は「性能向上リフォーム(富士市北松野)」の話を書こうと思います。
まずは今の家の現状把握から
この工事は家の性能向上、具体的に言うと断熱性能と耐震性能を
上げるための工事なのでまずは現状の状態を見ます。
現状を見るためにはホームインスペクションを実施します。
「ホームインスペクション(住宅診断)とは、
住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、
また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、
おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。」
日本ホームインスペクション協会HPより
具体的にいうと床下や屋根裏にはいって家の状況を確認します。
今回は断熱性能と耐震性能を上げるので主に床断熱と天井断熱の現状をみました。
床下状態
床下はこんな感じで入ります。

床下状態はグラスウール断熱がかなり垂れ下がっていました。
この状態では断熱効果は期待できません。


天井裏は
こちらもグラスウール断熱材でした。
ところどころよれてしまっているのが気になります。



グラスウール断熱は劣化も確認できました。
壁は剥がさなければ見ることは出来ませんが、おそらくグラスウール断熱の50mmが
入っていると推定できます。 当時の基準がそうでしたから
今回の工事では断熱性能を向上させるため天井、壁、床とも断熱材を
交換します。
耐震については
筋交い等は壁の中なので天井に入ったおり筋交いの頭が見れるので確認しましたが
明らかに本数が足りませんでした。
今回の工事では筋交い補強します。
筋交いの頭

インスペクションで他の問題も見つけることが出来ました。
それは雨漏りです。
垂木(屋根を支える木)が雨漏りの為にシミが出来ていました。
茶色に変色したシミ

雨漏りは部屋に出てこない場合もあるので注意が必要です。
今日は「性能向上リフォーム(富士市北松野)」の話を書こうと思います。
まずは今の家の現状把握から
この工事は家の性能向上、具体的に言うと断熱性能と耐震性能を
上げるための工事なのでまずは現状の状態を見ます。
現状を見るためにはホームインスペクションを実施します。
「ホームインスペクション(住宅診断)とは、
住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、
また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、
おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。」
日本ホームインスペクション協会HPより
具体的にいうと床下や屋根裏にはいって家の状況を確認します。
今回は断熱性能と耐震性能を上げるので主に床断熱と天井断熱の現状をみました。
床下状態
床下はこんな感じで入ります。

床下状態はグラスウール断熱がかなり垂れ下がっていました。
この状態では断熱効果は期待できません。


天井裏は
こちらもグラスウール断熱材でした。
ところどころよれてしまっているのが気になります。



グラスウール断熱は劣化も確認できました。
壁は剥がさなければ見ることは出来ませんが、おそらくグラスウール断熱の50mmが
入っていると推定できます。 当時の基準がそうでしたから
今回の工事では断熱性能を向上させるため天井、壁、床とも断熱材を
交換します。
耐震については
筋交い等は壁の中なので天井に入ったおり筋交いの頭が見れるので確認しましたが
明らかに本数が足りませんでした。
今回の工事では筋交い補強します。
筋交いの頭

インスペクションで他の問題も見つけることが出来ました。
それは雨漏りです。
垂木(屋根を支える木)が雨漏りの為にシミが出来ていました。
茶色に変色したシミ

雨漏りは部屋に出てこない場合もあるので注意が必要です。
2017年01月31日
性能向上リフォーム(富士市北松野)
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は去年の終わりに工事した性能向上リフォームの現場の話を書こうかと思います。
当社は新築工事もリフォーム工事もやるのですが、最近の傾向としてリフォーム工事は
キッチンやトイレなどの古くなった住宅設備の交換などと一緒に断熱改修や耐震工事を工事する
依頼が増えてきました。
キッチンやトイレなどの劣化のための交換は完成後は気分的に快適に過ごすことが出来ると
思います。言うなれば目に見える快適性ですね。
それに比べ断熱性能や耐震性能の向上は完成後は家の壁の中になってしまうため
あまり目に見てる効果は薄いですが、断熱性能は夏はエアコンの効きが良くなったり
冬は部屋の平均室温が上がり寒暖差が少なくなったりして体感として快適に過ごせるように
なります。
もちろん室内の温度負荷が少ないということは電気代の節約になってこれから将来に渡って
断熱性能を上げた効果を感じていただけると思います。
耐震性能向上はやはり将来に起こるであろう震災に備えると言う事で効果はありますね。
富士市北松野性能向上リフォーム工事
お施主様からの工事へのご要望
1.古い家で耐震性に不安があるので家の耐震性を上げたい。
2.冬が寒いので断熱性を上げたい。
3.内装がかなり古くなって劣化もしているので新しくしたい。
4.キッチンやトイレなどの設備を最新の物に交換したい。
5.トイレや和室の入口など段差が多いのでバリアフリーにしたい。
などです。
実際の工事前の内部の様子。
昭和ならではの和風の雰囲気

障子と襖は古さを感じます。

段差のある引戸の敷居

天井からの熱の侵入
これは去年の夏の写真です。天井から熱が室内に入ってきています。
(赤外線カメラにて撮影)
赤い所は室内なのに30℃以上になっっています。


次回より実際の工事を書きます。
今日は去年の終わりに工事した性能向上リフォームの現場の話を書こうかと思います。
当社は新築工事もリフォーム工事もやるのですが、最近の傾向としてリフォーム工事は
キッチンやトイレなどの古くなった住宅設備の交換などと一緒に断熱改修や耐震工事を工事する
依頼が増えてきました。
キッチンやトイレなどの劣化のための交換は完成後は気分的に快適に過ごすことが出来ると
思います。言うなれば目に見える快適性ですね。
それに比べ断熱性能や耐震性能の向上は完成後は家の壁の中になってしまうため
あまり目に見てる効果は薄いですが、断熱性能は夏はエアコンの効きが良くなったり
冬は部屋の平均室温が上がり寒暖差が少なくなったりして体感として快適に過ごせるように
なります。
もちろん室内の温度負荷が少ないということは電気代の節約になってこれから将来に渡って
断熱性能を上げた効果を感じていただけると思います。
耐震性能向上はやはり将来に起こるであろう震災に備えると言う事で効果はありますね。
富士市北松野性能向上リフォーム工事
お施主様からの工事へのご要望
1.古い家で耐震性に不安があるので家の耐震性を上げたい。
2.冬が寒いので断熱性を上げたい。
3.内装がかなり古くなって劣化もしているので新しくしたい。
4.キッチンやトイレなどの設備を最新の物に交換したい。
5.トイレや和室の入口など段差が多いのでバリアフリーにしたい。
などです。
実際の工事前の内部の様子。
昭和ならではの和風の雰囲気

障子と襖は古さを感じます。

段差のある引戸の敷居

天井からの熱の侵入
これは去年の夏の写真です。天井から熱が室内に入ってきています。
(赤外線カメラにて撮影)
赤い所は室内なのに30℃以上になっっています。


次回より実際の工事を書きます。
2016年09月08日
断熱向上リフォームをしました4(富士市北松野)
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は以前工事した「断熱向上リフォーム」の完成後の効果を書こうと思います。
この話は最初から読まないとわかりづらいので以前のブログを載せます。
断熱向上リフォームをしました1(富士市北松野)
断熱向上リフォームをしました2(富士市北松野)
断熱向上リフォームをしました3(富士市北松野)
断熱向上リフォームを過去3回に分けて書きました。
この断熱工事の実際の効果はどうかというと、断熱材を入れたところと入れないところの
温度差を例に書こうかと思います。
まず、今回この工事でどのあたりに断熱材を入れたかというと吹抜けの天井部分です。

今回断熱材を入れてない場所を斜線で書いてみました。
斜線部分が断熱工事をしていなく、外壁面の部分です。

後の白い天井部分は断熱材を入れた部分です。
その部分を実際の写真と赤外線カメラでとった写真と比較してみます。
(赤色が濃い部分は温度が高く、黄色からブルーに変わっていくに従い温度は下がっていきます。)
写真①
同じ部分の写真ですが赤丸の部分は断熱材を新たに入れた場所なので
赤外線カメラのポイント温度は31.4℃ですが、新たに断熱材を入れていない部分は
34.5℃になっています。


写真②
この場所も断熱材を新たに入れた場所な32.2℃、入れていない場所は36.2℃です。


写真③
断熱入29.4℃ 入れていない部分34℃


写真④
断熱入29℃ 入れていない部分34.6℃


断熱材を新たに入れた場所と入れない場所では4℃から5℃温度の差があることが
わかります。
この結果より断熱改修工事はお部屋の温度環境がかなり改善されたことがわかります。
そして、これは改修工事ですが、同じ断熱性能がある断熱材を新築工事時に
充填すればもっと効果的に快適な室内温度環境になると思います。
今日は以前工事した「断熱向上リフォーム」の完成後の効果を書こうと思います。
この話は最初から読まないとわかりづらいので以前のブログを載せます。
断熱向上リフォームをしました1(富士市北松野)
断熱向上リフォームをしました2(富士市北松野)
断熱向上リフォームをしました3(富士市北松野)
断熱向上リフォームを過去3回に分けて書きました。
この断熱工事の実際の効果はどうかというと、断熱材を入れたところと入れないところの
温度差を例に書こうかと思います。
まず、今回この工事でどのあたりに断熱材を入れたかというと吹抜けの天井部分です。

今回断熱材を入れてない場所を斜線で書いてみました。
斜線部分が断熱工事をしていなく、外壁面の部分です。

後の白い天井部分は断熱材を入れた部分です。
その部分を実際の写真と赤外線カメラでとった写真と比較してみます。
(赤色が濃い部分は温度が高く、黄色からブルーに変わっていくに従い温度は下がっていきます。)
写真①
同じ部分の写真ですが赤丸の部分は断熱材を新たに入れた場所なので
赤外線カメラのポイント温度は31.4℃ですが、新たに断熱材を入れていない部分は
34.5℃になっています。


写真②
この場所も断熱材を新たに入れた場所な32.2℃、入れていない場所は36.2℃です。


写真③
断熱入29.4℃ 入れていない部分34℃


写真④
断熱入29℃ 入れていない部分34.6℃


断熱材を新たに入れた場所と入れない場所では4℃から5℃温度の差があることが
わかります。
この結果より断熱改修工事はお部屋の温度環境がかなり改善されたことがわかります。
そして、これは改修工事ですが、同じ断熱性能がある断熱材を新築工事時に
充填すればもっと効果的に快適な室内温度環境になると思います。
2016年08月30日
断熱向上リフォームをしました3(富士市北松野)
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は昨日の続き「断熱向上リフォーム」の工事風景を書きたいと思います。
最初の工程は仮設工事、高い吹抜け部分を天井部分まで足場をかけて
作業が出来るようにします。
そして工事中のホコリ対策ようにビニール養生しました。


屋根に穴をあけます。
既存のスレート屋根を剥がしその後電動ノコギリで屋根に穴を開けます。
万が一急な雨が降ってきたら家の中まで濡れてしまうのでドキドキですね。



穴を開けたらトップライト(天窓)を取付けます。
今回は吹抜けが広いので換気と採光を考え2ヶ所付けました。
注意事項は当前ですが、つけた後、雨漏りをおこさないように
しっかり防水工事をします。

大工さんが天井に下地を組んで断熱材を充填します。
断熱材は前回も紹介しましたが、ウールブレス185mmという羊毛の断熱材です。
ぎゅうぎゅうに断熱材を積み込みますが詰め込んだ後、膨らんで隙間なくなります。
と同時に電気屋さんが既存の電気配線とシーリングファンの配線をします。



下地に仕上げの壁紙(ビニールクロス)を貼って完成です。


今回、この現場にオンドトリという自動温度計測器を設置しました。
その結果が出たら書こうと思います。
今回の工事で気になったことがあります。
それは既存の天井に入っていた断熱材の50mmのグラスウール。
この家を建てた当時は一般的でしたが当社は使っていませんが
今でもこの断熱材を使っている会社があると聞きます。
今の家の断熱性能を考えた場合、かなり性能が低いといえます。
それに、かなり劣化していておそらく断熱機能をしていなかったと思います。

今日は昨日の続き「断熱向上リフォーム」の工事風景を書きたいと思います。
最初の工程は仮設工事、高い吹抜け部分を天井部分まで足場をかけて
作業が出来るようにします。
そして工事中のホコリ対策ようにビニール養生しました。


屋根に穴をあけます。
既存のスレート屋根を剥がしその後電動ノコギリで屋根に穴を開けます。
万が一急な雨が降ってきたら家の中まで濡れてしまうのでドキドキですね。



穴を開けたらトップライト(天窓)を取付けます。
今回は吹抜けが広いので換気と採光を考え2ヶ所付けました。
注意事項は当前ですが、つけた後、雨漏りをおこさないように
しっかり防水工事をします。

大工さんが天井に下地を組んで断熱材を充填します。
断熱材は前回も紹介しましたが、ウールブレス185mmという羊毛の断熱材です。
ぎゅうぎゅうに断熱材を積み込みますが詰め込んだ後、膨らんで隙間なくなります。
と同時に電気屋さんが既存の電気配線とシーリングファンの配線をします。



下地に仕上げの壁紙(ビニールクロス)を貼って完成です。


今回、この現場にオンドトリという自動温度計測器を設置しました。
その結果が出たら書こうと思います。
今回の工事で気になったことがあります。
それは既存の天井に入っていた断熱材の50mmのグラスウール。
この家を建てた当時は一般的でしたが当社は使っていませんが
今でもこの断熱材を使っている会社があると聞きます。
今の家の断熱性能を考えた場合、かなり性能が低いといえます。
それに、かなり劣化していておそらく断熱機能をしていなかったと思います。

2016年08月28日
断熱向上リフォームをしました2(富士市北松野)
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は昨日の続き断熱改修リフォームの話です。
昨日の話で今回の断熱リフォームを工事するにあたりお施主様のご要望は
特に真夏の日中屋根からの暑い熱がリビングダイニングに入ってきてかなり
暑いのでその改善をしたいということでした。
その場合の私の工事の提案は
1.吹抜けの上部の暑い熱の排出
トップライト(開閉式の窓)の設置
2.断熱材の強化
現状の断熱性能が低いか?劣化して性能が下がっている事が考えられる為断熱材を
強化する。(種類の検討)
まず1の吹抜けの上部の暑い熱の排出ですがトップライトを付けることを提案しました。

トップライトとは屋根に付ける窓です。
ただ注意事項としては当然ですが開閉式であることトップライトには明り取りだけのFIXタイプも
ありますがそれだと暑い空気の搬出にはなりません。
そしてこれも当然ですが、手がとどかない吹抜けの上部に付けるので電動式で開閉出来る事です。
後、屋根の上なので締め忘れて留守時に急に雨が降ってしまうと部屋が濡れてしまうので
雨に反応して自動的に閉まるタイプを考えました。
その為採用したトップライトは「ベルックスVS電動タイプ」です。
このトップライトは先程書いた必要機能に電動式のブラインドも装備しています。
そして、吹抜けに溜まった暑い空気を搬出するだけでなく、吹抜けが広く大きいため
溜まった熱い空気を撹拌して、室温を均等にするためにシーリングファンも設置するように
しました。
FWF504 + FWF643 オーデリック製シーリングファン

部屋の温度差を少なくすると体感は快適に感じますし、夏などは扇風機代わりになり
エアコン無しでも過ごせると思います。
そして冬は反対に吹抜け上部に溜まった暖かい空気を下げることが出来ます。
そして今回天井に新たに充填する断熱材は
ウールブレス185mmという羊毛の断熱材です。
ひつじの羊毛で厚さは185mm。

当社は「セルロースバイバー」を新築時に使いますが、リフォームの場合
やはり生活場所になるので、なるべく早くお施主様を普段の生活に戻すために
工期がかからないウールにしました。
性能はセルロースとあまり変わらない羊毛にしました。
次回は実際の工事の様子を書きます。
今日は昨日の続き断熱改修リフォームの話です。
昨日の話で今回の断熱リフォームを工事するにあたりお施主様のご要望は
特に真夏の日中屋根からの暑い熱がリビングダイニングに入ってきてかなり
暑いのでその改善をしたいということでした。
その場合の私の工事の提案は
1.吹抜けの上部の暑い熱の排出
トップライト(開閉式の窓)の設置
2.断熱材の強化
現状の断熱性能が低いか?劣化して性能が下がっている事が考えられる為断熱材を
強化する。(種類の検討)
まず1の吹抜けの上部の暑い熱の排出ですがトップライトを付けることを提案しました。

トップライトとは屋根に付ける窓です。
ただ注意事項としては当然ですが開閉式であることトップライトには明り取りだけのFIXタイプも
ありますがそれだと暑い空気の搬出にはなりません。
そしてこれも当然ですが、手がとどかない吹抜けの上部に付けるので電動式で開閉出来る事です。
後、屋根の上なので締め忘れて留守時に急に雨が降ってしまうと部屋が濡れてしまうので
雨に反応して自動的に閉まるタイプを考えました。
その為採用したトップライトは「ベルックスVS電動タイプ」です。
このトップライトは先程書いた必要機能に電動式のブラインドも装備しています。
そして、吹抜けに溜まった暑い空気を搬出するだけでなく、吹抜けが広く大きいため
溜まった熱い空気を撹拌して、室温を均等にするためにシーリングファンも設置するように
しました。
FWF504 + FWF643 オーデリック製シーリングファン

部屋の温度差を少なくすると体感は快適に感じますし、夏などは扇風機代わりになり
エアコン無しでも過ごせると思います。
そして冬は反対に吹抜け上部に溜まった暖かい空気を下げることが出来ます。
そして今回天井に新たに充填する断熱材は
ウールブレス185mmという羊毛の断熱材です。
ひつじの羊毛で厚さは185mm。

当社は「セルロースバイバー」を新築時に使いますが、リフォームの場合
やはり生活場所になるので、なるべく早くお施主様を普段の生活に戻すために
工期がかからないウールにしました。
性能はセルロースとあまり変わらない羊毛にしました。
次回は実際の工事の様子を書きます。
2016年08月27日
断熱向上リフォームをしました1(富士市北松野)
こんにちはアスカ工務店遠藤です。
最近ですが既存住宅の「性能向上リフォーム」の依頼が増えてきました。
性能向上リフォームは最近聞くようになってきたと思います。
一般的にリフォームというと外壁の塗装をしたり、内装を変えたり、お風呂を直したり、
トイレや洗面所など外装やインテリア、水回りを直すことを言います。
確かにこれらのリフォームも使い勝手が良くなったり耐久性が伸びたりしますが
どちらかと言うと新しく交換したりする意味から「劣化対策リフォーム」などと
言ったりします。
性能向上リフォームは元からあるものを交換というより、今の性能を補強したり
補修したりしてより文字通り性能を良くする工事です。
具体的には耐震補強工事、断熱向上工事、 バリアフリー工事、 防犯対策工事
などがあります。
今回は断熱性能向上工事の依頼がありましたので書きたいと思います。
まずは現場の現状とお施主様のご要望
「約20帖のリビングダイニングが夏はとても熱くなるので、涼しくしたい。」
でした。現場の現状は



まず分かったことは、20帖のリビングダイニング全体が吹抜けになっていることでした。
新築した時は、吹抜け部分にオープン階段があり暑くなった空気はこのオープン階段から
2階の廊下に抜けていき今ほど暑さは感じなかったそうです。
でもその後、息子さんが結婚され新居を2階にしたとき、完全二世帯に改築した時に
このオープン階段を塞いだそうです。
それからは、吹抜けに溜まった屋根にてらされて暑くなった空気が抜けるところがなく
吹抜け上部に溜まりやすくなりそれが下のリビング・ダイニングに徐々に下がってきて
部屋全体が暑くなったそうです。
エアコンが付いていますが、20帖吹抜けという部屋には効きが悪く、あまり役にたってないそうです。
現状を赤外線カメラで温度分布確認しました。


肉眼ではわからないですが40℃前後の温度分布を見てみると天井の一部は
屋根からまともに暑い熱が入ってきて高い所は40℃以上にもなっています。
これではこの熱が上からジワジワ下がってきて最後には人が立つ場所も
暑くなるはずです。
ちなみに屋根の暑さは


赤外線カメラで見ると屋根の上は60℃以上になっています。
これでは現状の断熱性能が悪ければ熱がまともに入りますね。
この現状を変えるためにどのような工事をするか?
1.まずは吹抜けの上部の暑い熱の排出
トップライト(開閉式の窓)の設置
2.断熱材の強化
現状の断熱性能が低いか?劣化して性能が下がっている事が考えられる為断熱材を
強化する。(種類の検討)
ご予算もあまり掛けたくないということなのでこの二つの内容で工事しました。
工事については次回書きます。
最近ですが既存住宅の「性能向上リフォーム」の依頼が増えてきました。
性能向上リフォームは最近聞くようになってきたと思います。
一般的にリフォームというと外壁の塗装をしたり、内装を変えたり、お風呂を直したり、
トイレや洗面所など外装やインテリア、水回りを直すことを言います。
確かにこれらのリフォームも使い勝手が良くなったり耐久性が伸びたりしますが
どちらかと言うと新しく交換したりする意味から「劣化対策リフォーム」などと
言ったりします。
性能向上リフォームは元からあるものを交換というより、今の性能を補強したり
補修したりしてより文字通り性能を良くする工事です。
具体的には耐震補強工事、断熱向上工事、 バリアフリー工事、 防犯対策工事
などがあります。
今回は断熱性能向上工事の依頼がありましたので書きたいと思います。
まずは現場の現状とお施主様のご要望
「約20帖のリビングダイニングが夏はとても熱くなるので、涼しくしたい。」
でした。現場の現状は



まず分かったことは、20帖のリビングダイニング全体が吹抜けになっていることでした。
新築した時は、吹抜け部分にオープン階段があり暑くなった空気はこのオープン階段から
2階の廊下に抜けていき今ほど暑さは感じなかったそうです。
でもその後、息子さんが結婚され新居を2階にしたとき、完全二世帯に改築した時に
このオープン階段を塞いだそうです。
それからは、吹抜けに溜まった屋根にてらされて暑くなった空気が抜けるところがなく
吹抜け上部に溜まりやすくなりそれが下のリビング・ダイニングに徐々に下がってきて
部屋全体が暑くなったそうです。
エアコンが付いていますが、20帖吹抜けという部屋には効きが悪く、あまり役にたってないそうです。
現状を赤外線カメラで温度分布確認しました。


肉眼ではわからないですが40℃前後の温度分布を見てみると天井の一部は
屋根からまともに暑い熱が入ってきて高い所は40℃以上にもなっています。
これではこの熱が上からジワジワ下がってきて最後には人が立つ場所も
暑くなるはずです。
ちなみに屋根の暑さは


赤外線カメラで見ると屋根の上は60℃以上になっています。
これでは現状の断熱性能が悪ければ熱がまともに入りますね。
この現状を変えるためにどのような工事をするか?
1.まずは吹抜けの上部の暑い熱の排出
トップライト(開閉式の窓)の設置
2.断熱材の強化
現状の断熱性能が低いか?劣化して性能が下がっている事が考えられる為断熱材を
強化する。(種類の検討)
ご予算もあまり掛けたくないということなのでこの二つの内容で工事しました。
工事については次回書きます。