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2017年06月06日

将来のメンテナンス工事費を抑える2

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

前回サイディングの欠点について書いてきました。今日はその二回目

コーキングが外部に露出しないナチュラルアスカの家

ナチュラルアスカの家は太陽の紫外線や雨などにコーキング材が直接さらされる
サイディングの工法と違い防水材のコーキングを窓や軒天などに最初に打ち防水してその後、
外壁の仕上材を塗るのでコーキングが太陽や雨にさらされることがありません。

従来のコーキング施工



ナチュラルアスカの家の施工



コーキングを打ってから左官屋さんが塗り壁材を塗ってコーキングを保護してくれるので
基本的にコーキングの劣化がなくコーキング交換がいりません。

左官屋さんがコーキングの後外壁材を塗る



家は10年サイクルで外壁の塗り替えが必要でコーキングの劣化が激しい場合交換が必要になります。
コーキング交換費用は塗装工事以外に20万、30万とかかる場合もあります。

家のメンテナンス費用は最初は大事だと思って積立などしていても
いざ、工事が必要な時にちょうどお金がかかる子供の塾代や進学と重なるものです。
ですからなるべく、メンテナンス費用が掛かりにくい建材を選ぶ必要があります。



  

2017年06月03日

将来のメンテナンス工事費を抑える1

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は一般的に使われる外壁材サイディングの欠点について書こうかと思います。

一般的に家は築年数は約10年から15年で外壁塗り替えのメンテナンスが必要です。
外壁材で一番多いのはサイディングといって窯業系と金属系などがあります。

サイディングの家



一般的によくつかわれているサイディングですが、大きな欠点が二つあります。

一つ目はサイディングとサイディングを繋いでいるコーキングの劣化
二つ目はサイディング本体の劣化です。

1.コーキングの劣化

まず、サイディングは板同士の合わせ目や窓などの開口部にはコーキングという
ボンドのような糊のような、柔らかいつなぎを充てんします。



そして、このコーキングは打たれてからずっと外部に露出状態になります。
そうすると雨や紫外線などでだんだん劣化が進んでいきます。
特に北面以外の南、西、東は太陽にあたる時間が長いので劣化が進みやすいです。

劣化した外壁





劣化が進む前にメンテナンスの塗装をかければいいのですが、それを怠るとどんどん
劣化が進みコーキング自体がひび割れてきてしまいます。

コーキングにひびが入いるとそこから雨などの水がどんどん家の中に入ってきます。
入った水はだんだん中の材木などを腐らしてしまいます。

水が浸透して外壁内が腐った例




10年ぐらいならサイディングの板本体はまだ劣化はそんなに進んでいませんが
コーキングは粘性がなくなってしまうので打ち直しが必要になります。


2.サイディング本体の欠点。

サイディングは木質系、繊維系など窯業系があります。
これらは、新品の時にはコーティングがしてありしっかり自然の風雨から守られています。

サイディングの板の保証期間は価格帯によって2年、5年、10年。
住宅ローンを完済する35年以上は持たせたいのにメーカーの保証期間はせいぜいそんな期間です。

では後は、どうしたらいいのかというと、お施主さんたちの個々の塗り替えなどのメンテナンスが必要になります。

ただメンテンスを怠るとサイディングは紫外線による表面の劣化、コーキング劣化などによって漏水になったり、
サイディングに大きなそりが生じたりします。

劣化のサインはチョーキング現象



写真ように手で触ると白くチョークのように付きます。
これは表面のコーティング剤が紫外線と雨で流れてしまい、中のカラーの部分の
塗料が露出した状態です。

この状態をほっておくと、水がどんどんサイディングに浸透します。

コーキングやサイディングの割れや剥がれや浮き





紫外線が確実に家の劣化を進めていきます。

次回は特にコーキングの劣化が進まないように当社の家がとっている工法をご紹介します。



  

2017年05月23日

ライフサイクルコスト(LCC)を考えた家づくり

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

ライフサイクルコスト(LCC)を考えた家づくりを考えたいと思います。

まずLCCと聞いて最初に思い浮かぶことはなんですか。
そうです。格安航空券です。

自分も最初そう思いました。
でも違いました。

LCCとは ライフ L サイクル C コスト C の頭文字です。


家づくりを計画した場合、一般的には土地から買う場合は土地探しより、土地がある場合は
プランニングなどから始まり見積、資金計画などをし、着工、完成、お引渡しと進みます。
この進み方はごく一般的な進み方です。

この進み方で一番気になるのは、家が完成までの総額ですね。

当社では家づくりの前段階でライフプランをお薦めしてますが、ライフプランの目的は
家づくりの総額を知り、その総額が住宅ローンの返済が家を建ててからの
生活にどのように影響するか?
将来の子供の教育費、自分たちの老後生活にどのように影響するか?
余裕があるのか?ないのか?を収入、生活費などの出費のデータを入れ
パソコン上でシュミレーションする作業です。

ライフサイクルコスト(LCC)の考えはさらにもう一歩進めての考え方です。


住宅ローンとは別に家を建ててからかかる費用としてそのウエイトを大きく閉めるのは、
光熱費やメンテナンス費などです。
特に光熱費などは例えば月に数万かかったとして年何十万、その家に仮に50年
住んだと考えると生涯の光熱費は¥1000万をゆうに超えてきます。

メンテナンス費用は例えば大きいものとして約10年後に外壁の塗装などの改装、
20年後にやはり外壁の改装、ユニットバスやキッチンなどの設備交換や内装の
壁紙などの貼替え、もしかしたらお子さんが結婚されて同居になったら、
嬉しいことかもしれませんが、間取り変更や、設備機器の追加、増築などが
発生するかもしれません。

それにもし太陽光発電システムなどを採用しいる場合は保証期間が切れてからの
修理や場合によっては交換費用など設置工事費を上回る費用もかかるかもしれません。

それ以外にも管理費として家の中の保証が切れてからの不具合の修理や故障の
修理など。最後に将来、家の解体費用なども発生します。



それ以外には、家には直接関係ないですが、家族の年齢が変わってきてからの
各種保険などの見直し等。
家に関わることだけでも家に住んでからのコストが場合によっては最初の
建設費用以上にかかってきます。

その場合考えたいことはこれら家に住み始めてからの費用をいかに抑えるかを
家を建てる前に考えていきます。
一番抑えやすいのは最初に言ったように光熱費とメンテナンス費用です。

光熱費を抑える為には家のプランを土地の特性、例えば日当たりや風通しに合わせ
なるべく自然のちからを取り込み設計をすることと家の断熱性能を高めることと、
そして使うエコキュートやエアコンなどを省エネタイプの家電品に
していくことです。

これらを全て入れ省エネ設計していくことがライフサイクルコストの省エネ化をはかる事です。
(パッシブデザイン設計)