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2012年11月29日

耐震等級とは


こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は耐震等級のはなしをします。

耐震等級とは

最近見学会や勉強会などでよく、お客様から言われる言葉があります。
「耐震等級3の家にしたのですが」

耐震等級?  「これってやはり等級は高い方がいいよね?」
何かわかったようなわからないような言葉ですがそもそも耐震等級とはなんでしょうか?

でも耐震等級の話をする前に、
その基準となる国の耐震基準の話をします。



2011年3月11日の東日本大震災以来、耐震を気に掛けるお客様が
大変多くなってきました。
そして日本は言わずと知れた地震大国、地震によって建築基準法は
改定され耐震基準が強化されました。日本の家は地震によって打たれ強くなってきたのです。

耐震基準の改定の変革を簡単にお話すると、最近では1981年(昭和56年)の
旧耐震基準から新耐震基準への改定。

旧基準では震度5程度の地震に耐えうる住宅と規定されていましたが、新基準では
「震度6強以上の地震で倒れない住宅」と変わったという事です。

ただ、新耐震基準を満たしていれば、今後発生が予想される大地震に対しての
耐震性は十分と言えたかというと 耐震基準はあくまでも現時点の知見と技術レベルに
基づいて決められた最低ラインに過ぎないので
その後の阪神淡路大震災や東日本大震災の例のように、新耐震基準の家も多く
倒壊した事実は周知の事実です。

そして建築基準法の耐震基準は前述でも言いましたが「震度5強程度の
地震があっても建物が損傷せず震度6強から7程度の地震で建物が倒壊しない」というものです。

言いかえれば「震度5強程度の地震では建物は傷つかない。 しかし、
震度6強から7の地震では、建物は倒れない。」というのが耐震の基準です。
建物が倒れないという事は多少傾いても倒れなければしかたがないというような意味です。

前の章でも言いましたが、「私たちは建築基準法に準じてしっかりした家を
建てています」というセールストークがあるとすれば
言い換えれば、それは、「震度5強では傷つかないけど、震度6強から7の地震があったときは、倒れはしませんが
傾くかもしれない家を建ててます。」という事なのです。


耐震基準の意味が分かったところで次回耐震等級に話を戻します。







  

Posted by ナチュラルアスカ at 15:00Comments(0)家の構造の話

2012年11月26日

全ての家が地震に強い家とは限らない2


こんにちはアスカ工務店の遠藤です。

今日は先日の続きです

あの日完成した家の引き渡しでバタバタしてしまいました。
引き渡しの状況は後日お知らせします。

全ての家が地震に強い家とは限らない。という話をします。

先日のお話を少しかぶらせてお知らせします。

家を建てる場合、皆さんが信頼して任せられる工務店やハウスメーカーを選び
家のプランニングや仕様などを決めていきます。

ただ、家の間取り、デザイン、設備、など目に見える部分に関してはそうだと思いますが、
家の性能を左右する、耐震性、断熱性、耐久性など、家の隠れた構造(性能)に関しては
決まった基準がないことをご存知でしょうか?

こう聞かれると「え?」と言われる声が聞こえてきそうですが実はそうです。

「だって、建築には建築基準法という法律があるじゃない。みんなそれに乗っ取って家を
建てるんじゃあないの」

という声も聞こえてきそうですね。

その通りですが、私も何回も言っていますが建築基準法は建物を建てる場合の最低基準なんです。
要するに「この基準は最低守ってね」とは言っていますが、「これより地震に強く建ててね」 とか 
「これより断熱性能を上げてね」 とか  「これより耐久性を良くしてね」とは
言っていないのです。


ですからあなたが建築業者や工務店を決める前に
「あなたの会社の建てる家は耐震性はどのぐらい強いのですか?」
「あなたの会社の建てる家は断熱性能はどのぐらい高いですか?」
「あなたの会社の建てる家はどのぐらいの耐久性があるのですか?」

と聞かない限り、または工務店の方で公開していない限り、後はその会社の考えや良心。
標準単価やあなたの予算で建築基準法の最低基準をベースに建てられてしまう可能性があります。

でもそれは建設業者が悪いわけではないのです。
彼らは「私たちは建築基準法に準じてしっかりした家を建てています」と言われるでしょうし
その考えは正しく、何も間違ってはいません。


ただ私は以前の章でも言っていますが家は建ててしまえば何十年とあなたとあなたの家族を守って
もらわなければならないのですから建ててしまってからやり直しがきかない家の性能に係る
構造にも気を配ってもらいたいと言いたのです。




次回は耐震等級の話をします。


  

Posted by ナチュラルアスカ at 10:07Comments(0)家の構造の話

2012年11月24日

全ての家が地震に強い家とは限らない

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

全ての家が地震に強い家とは限らない。という話をします。

皆さんが家を建てたいと思い当社のような工務店などに依頼する場合、
どんな期待を持って依頼するでしょうか?

「たくさんの建設会社の中から長い間かけて選んだ会社だからきっといい家に
してくれるに違いない。 おしゃれなデザイン、住みやすく快適で地震に強く、
耐久性も高いはずだと。」


誰もがそう思うと思います。そして選んだ建設会社を100%の信頼で家づくりを始めると思います。

そしてそれは決して間違いではないのです。
私も工務店の立場で言わせていただくと数ある建設会社の中から選んでいただいたのだから
必ずお施主様の希望にかなう家を建て将来もずっと安心できる生活を送ってもらおうと思って工事にかかります。

ただ、家の間取り、デザイン、設備、など目に見える部分に関してはそうだと思いますが、
家の性能を左右する、耐震性、断熱性、耐久性など、家の隠れた構造(性能)に関しては
決まった基準がないことをご存知でしょうか?

こう聞かれると「え?」と言われる声が聞こえてきそうですが実はそうです。

続きは次回

今日これから完成した家のお引渡しです。








  

Posted by ナチュラルアスカ at 10:49Comments(0)家の構造の話

2012年11月23日

なぜ家の構造材は無垢材を使いたいのか?3

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は昨日の続きです。

ここから読む前に前々回の解説

ここから読む前に前回の解説

では早速

では構造材の木は何がいいのか?

それは前にも言いましたが、当社の構造材は無垢材を使っています。






無垢の木とは山から切り出した材木をよく乾燥させて定尺の寸法に切ったものです。
スギ、ヒノキ、ヒバなどの木を構造材だけでなくカウンターや床材、腰壁、造作材にも使います。
湿気や水に強く、ヒノキやヒバには殺菌作用もありによってシロアリも寄せ付けません。

よく無垢は反ったり曲がったりしやすいといいますが、しっかり乾燥させ製材したものは
反りや曲げも少なく家の構造に支障が出るほどの物は少ないです。

前回解説で工業製品の集成材の方が無垢材より強度が高いという話をしました。、
集成材は工業製品であるため強度的にほぼ均一になると考えられますが、
無垢材は天然木という事もあり一本一本の強度に多少ばらつきがある為、
計算上は集成材よりも強度を高く設定できるということで
高いと一般的には言われてきました。

しかし、同じ樹種の原木から作られた無垢材と集成材の強度分布を比較してみると、
集成材は無垢材より平均値はやや高いものの、あまり変わらないという試験結果が公表されています。


それに家の強度は主に地震や風力に対する強度ですが、柱一本で支えるわけでなく
何十本という柱全体で支えるわけですから家の形や柱の本数がまちまちな家で
無垢材や集成材一本の強度が高い低いという議論はあまり現実的ではないと思います。

それよりも家は建ててから何十年と住むわけですからその間の家の内外の環境の
変化や地震、台風などの外的環境、そして湿気や結露、シロアリ、経年劣化など
総合的な環境の中で構造材の材は選ばれるべきだと思います。



次回は全ての家が地震に強い家とは限らない。 という話をします。


  

Posted by ナチュラルアスカ at 10:16Comments(0)家の構造の話

2012年11月21日

なぜ家の構造材は無垢材を使いたいのか?2

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は昨日の続きです。

ここから読む前に前回の解説

では早速

集成材の材料は、生産工場では確かにしっかり品質管理された環境で作られたり
保管されていると思います。

でもそれを実際に使うのは現場です。
建前の時に雨天という事もあるでしょう。もちろん建てて外壁など回りが囲われるまでの間
一度も雨が降らない、湿気が来ないという事はあるでしょうか?

以前、集成材が使われている現場で外壁が完成するまでブルーシートなどで躯体を
グルグル巻きにしている所を見たことがあります。



ブルーシートぐるぐる巻きの上棟後の家

おそらく、事情を知っている良心的な工務店の監督さんや大工さんがそうして
集成材の柱が雨に濡れないように養生をしたのだと思います。

そして後で断熱材の所でも解説しますが、家が完成してからお部屋の環境として
壁内結露という現象があります。
これは内部と外部との寒暖の差によって外壁内に結露が生じ壁内がびしょびしょになることです。



これは壁内ではなく窓に溜まった結露、壁内も家の内外の寒暖の差で
こうなってしまう場合があります。


それに万が一の雨漏りなど。家が完成してから家の構造体の集成材の柱や梁などが
湿気などによって長い間に接着剤が劣化する原因はたくさんあります。

経年劣化、その後の湿気などによる劣化。これから何十年と住み続ける家の構造体がもしかしたら
強度が落ちていくとしたら気になりませんか?


後、シロアリへの抵抗ということもあります。
集成材の中にはシロアリに対してとても弱く抵抗力の弱い木があります。
特に床下など湿気や一年中気温が変わらない場所ではシロアリが発生しやすくなります。

この場所などにシロアリに食害されやすい材質を使うという事は家の欠点を大きく広げてしまいます。
場合によっては致命傷にもなりかねません。
この場所に集成材は使えないという事です。


では構造材の木は何がいいのか?

次回に続きます。

  

Posted by ナチュラルアスカ at 16:42Comments(0)家の構造の話

2012年11月20日

なぜ家の構造材は無垢材を使いたいのか?

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

先日当社では富士市中里で上棟(家の骨組みを組む)をしました。







家の骨組みが見えているとこの家がどんな柱や梁に使っているのかなどが見れますね。
家の構造について日頃思っていることがありますのでお知らせしたいと思います。


構造材には集成材ではなく無垢材を使用したい。

最近は通常、住宅に限らず木造の構造材の柱は集成材を多く使っています。
それは工務店に限らずローコストビルダー、ハウスメーカー、大手ハウスメーカーの多くが採用しています。

集成材とはいろいろな樹種の木を接着剤で貼り合せたものです
採用の理由としては、集成材は工場で作られる工業製品の為品質が均一で反りや割れが少なく
大量生産できるからです。



左が無垢材、右が集成材です。

そして強度も無垢材より集成材の方が強いです。
工業製品の為製品的のも安定しています。

ただ当社の場合集成材の木材は採用していません。
なぜ採用していないかというと、集成材は先程言いましたように材と材を接着剤で貼り合せています。
その為、木材の強度が接着剤の接着強度に頼らなければならないからです。

確かに今の集成材の接着剤は年々改良されより強度の強いものが使用されているかもしれません。
ただ一般的に接着剤は水分や湿気には弱いと思います。

以前私は集成材の柱の切れ端を長い間外で雨風にさらしておいたことがあります。
何ヶ月か経った後ですが、集成材の木と木の接着剤で接着している所が剥離して変形していました。



雨風にさらせれて劣化し貼りあわされた木と木が剥離してしまった集成材の柱の切れ端

他にはこんな事もありました。構造材とは違いますが、私は仕事柄新築だけでなく住宅などの
改修やリフォームなどを依頼されて工事することがあります。
主に水回りなどを工事する場合、決まってお客様がいう事があります。

「洗面所やトイレの床下の木が腐って床がぶかぶかしている」



床下からの湿気により接着剤の劣化により剥がれたり強度をなくした集成材のフローリング

でも実際の工事の時に床を剥して床下の根太や大引が腐っていることはほとんどなく
集成材のフローリングが長年の床下の湿気により木を接着している接着剤が劣化し
木同士が剥がれて強度がなくなりぶかぶかしていることがほとんどです。

次回につづく


  

Posted by ナチュラルアスカ at 21:37Comments(0)家の構造の話

2012年11月19日

富士市中里「ナチュラルアンティークの家」上棟しました

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

昨日は富士市中里「ナチュラルアンティークの家」の上棟日でした。

上棟とは家の骨組みを組むこと。
朝からたくさんの職人さんが来てみんなで協力して家の骨組みを組みます。









今まで基礎しかなかった所に木造の家が建っていきます。 
図面上では平面でしかなかったものが立体的に建ってきます。

この日はお施主様にとっても私たちにとってもとても
うれしい記憶に残る一日になります。

上棟も無事終わりました。



  


お施主様から今日一日の職人さんたちの労をねぎらいお弁当をいただきました。

当社の場合、上棟日はお施主様とこの仕事に携わる職人さんや業者さんとの
顔合わせの場にもしていただいています。

家はお施主様が思い描く夢を人が心で作るもの。
出会いも大切ですね。





  

Posted by ナチュラルアスカ at 23:52Comments(0)イベント

2012年11月12日

清水区大手「ナチュラルアンティークの家」現場見学会のお知らせ

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は今週末開催予定の清水市大手の「ナチュラルアンティークの家」の完成状況の
お知らせです。


外観は





外観は当社の家で多い特徴の総二階です。
南面に子供室、寝室が配されています。バルコニーがあり日当たりがよさそうです。

内装の仕上げは







当社の内装は全室漆喰にて仕上げています。

漆喰は塗壁材。
特徴としてはお部屋の中の余分な湿気を調節し、生活臭なども
とるなど環境を整えてくれます。

光を乱反射するのでお部屋も明るくなります。

手作り木製キチンの採用



まだ仕上がっていないのでサンプル画像ですが、手作り木製キッチンを採用しました。
メーカー品にはない温かみを感じます。

キッチンバックヤードは



ここもまだ完成していないのでサンプル画像ですが
奥様の日頃の使い勝手に合わせて組み合わされたキッチンのバックヤードを
職人さんの手作りでつくりました。


この清水区大手「ナチュラルアンティークの家」の完成現場見学会を
今週末の17日18日の土日開催します。


しかし立地の条件として十分な駐車場の確保ができない為
予約見学会として開催いたします。

当社の定番の「ナチュラルアンティークに家です。
たくさんの方に見ていただきたいのでお手数ですが当社まで
予約の連絡を入れてください。

連絡先

0120-561-085  担当 小川 遠藤  まで





  

Posted by ナチュラルアスカ at 18:21Comments(0)ナチュラルアンティーク清水区

2012年11月08日

基礎工事のポイントは中の鉄筋です(富士市中里)



こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日はナチュラルアスカの家、富士市中里「ナチュラルアンティークの家」の
進捗状況です。

この現場では基礎工事が順調に進んでいます。







家の工事で大事な部分はいろいろありますが、一番大事な工事の一つは
基礎工事です。

基礎工事は文字通り、家の基礎ですね。

写真でもありますが、基礎の中には骨組みの鉄筋がたくさん入っています。
この一本一本が大事な家を守っています。
縁の下の力持ちですね。


鉄筋工事に関しては施工後必ず検査を受けます。
家が完成すると後で確認することができないところですから
事前の検査はとても大事ですね。







  

Posted by ナチュラルアスカ at 18:29Comments(0)今日も現場は進行中

2012年11月06日

富士宮市山本の家では断熱材を充てんしました

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は今進行中の当社の現場、「富士宮市山本ナチュラルアーリーアメリカンの家」
工事の進捗状況です。


先日この現場では、当社の一押し断熱材「セルロースファイバー」の充填をしました。












セルロースファイバーは原料は新聞紙です。

新聞紙をチップ状にして外壁面や屋根面に充填します。
充填方法は掃除機の逆噴射のような機械で壁内に吹き込んでいきます。

この作業は専門の職人さんが責任施工で行います。

この責任施工と言うのはとても重要です。
断熱工事と言うのはあまり一般的には知られていないようですが
施工の良し悪しが、完成後の家の断熱性能や寿命にとても深く
関わってきます。


ですから一般的なグラスウール断熱材のように大工さんが
片手間に入れるのではなく、専門業者に施工させる事がとても大事です。


壁の部分は先程のブローイング機械によってあふれんばかりに詰めました。
天井部分は厚さ20㎝ほどになります。

この地味な作業がお施主様の家の住んでからお部屋の快適性や
将来の家の寿命を保障します。


  

Posted by ナチュラルアスカ at 15:40Comments(0)今日も現場は進行中