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2015年10月06日

「これからの家に求められる大事な性能とは?」健康編5

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

最近、ある住宅と病気に関する本を読んでいてハットすることが
ありましたので書こうと思います。


もちろんこの本を書かれているのは現役のお医者さんです。

その本にはこう書かれていました。
「住宅環境の良し悪しは生活習慣要因の一つである。」
ということです。

一般的に生活習慣要因というと食生活や運動、喫煙、飲酒、過労などが考えられと思います。
自分としてもこの言葉は非常にドキッとする言葉であります。

人間ドックを毎年やっていますが血液検査の結果、コレステロールが基準値より高いとか
何々が高いとか?低いとかは?
自分もそれなりの年になっているので非常に気になります。

あまり良くない検査の結果の原因は飲酒だったり運動不足だったり、カロリーの高い物を
食べている結果だったりと、それらは、自分の日頃の生活習慣に起因している場合が
決して少なく無いと思われます。

日頃、そんな意味で生活習慣について考えていたのでこの本にある

「住宅環境の良し悪しは生活習慣要因の一つである。」
という考えは言い換えれば

「良くない住環境に住んでいると健康を害するかもしれないよ。」

という警告にも聞こえてきますし、事実そうなのでしょう。

このドクターは心臓外科医なのでこの本の中では動脈硬化について書かれていました。
動脈硬化は40歳代より始まり70歳代では95%がなっていそうです。



そして、動脈硬化によって発生する病気は高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中だそうです。
これらの病気は全て血管に関わっています。

そして血管は温度に非常に影響されやすい臓器だそうです。

誰もが経験すると思いますが、温度が低いと血管が収縮し血液がながれにくくなり
顔が青白くなり、逆に温度が高いと血管は拡張したくさんの血液が流れ顔は赤くなります。

室温が23℃から25℃なら平均血圧と変わりませんが、室温が下がると
血管が収縮し血圧が上昇します。

断熱性能があまり良くない家だと、寒い夜、居間から廊下へ廊下からトイレや
お風呂へと温度差が高い部屋間の移動をして血管へのダメージを習慣的に
与えていると高血圧を進行させる要因の一つになるそうです。


そして、寒い夜の入浴は心筋梗塞や脳卒中など原因にもなります。
ヒートショックですね。




今回、この本から家の温熱環境が人の健康に非常に影響することを
教えていただきました。
ますます、家を提供している者として先々までの生活するご家族への責任を感じます。

ヒートショックなど住環境に関わる健康についての話は又書こうと思います。



長泉町